『しゃべくり007』や『今夜くらべてみました』など、多数のレギュラー番組を抱えていたお笑いコンビチュートリアルの徳井義実さん。最近やっと地上波テレビのレギュラーに復帰しましたが、税務問題という不祥事によってあらゆる番組のレギュラーを降板になってしまい、せっかく築いてきた今までの努力が一瞬にして吹き飛んでしまったのは有名な話です。
今回はその徳井さんがどのような税務問題という不祥事を働いてしまったのか纏めていきたいと思います。
チュートリアルの徳井義実が起こした税務問題の内容とは？
問題になったのは、お笑いコンビチュートリアルの徳井義実さんが設立した会社「チューリップ」が東京国税局から申告漏れなどを指摘されたことです。具体的には、２０１８年３月期までの７年間に消費税や申告漏れや無申告を指摘され、約２１００万円を追徴され、さらに事業者が個人に報酬を支払うときなどに徴収して税務署に納付する源泉所得税についても同期間で不納付が指摘され、約４４００万円を追徴されたようで、申告漏れの法人税約３７００万円を加えると総額１億円を超える追徴課税を課されたというものです。
素人目には一見追徴課税支払ったからそれでいいんじゃいかって思うんですが、実は追徴課税を課されるということは悪質な脱税行為やそれに類似する行為があったと認められた場合に課されるものなので、犯罪行為を行っているということなんですね。
では徳井さんの会社「チューリップ」はこの7年間にどのようなことをしたのでしょうか。
実は「チューリップ社」は2015年3月までは同様の申告漏れの件で税務署に促されてから期限後申告したにもかかわらず、その後2018年3月期まで再度申告を怠っていたようです。それで今回税務調査を受けたようで、蓋を開けるとやはり2015年3月期までの4年間の旅行代や洋服代など約2千万円の個人的な支出を会社の経費として計上し、所得隠しと判断されてしまったようです。
つまり、一度は税務署から注意されていたにもかかわらず「多分バレないだろう」ということで同じようにきちんと申告しなかったんですね。確信犯なわけです。
そして、この7年間での申告漏れは実に約1億2千万円にも上る金額だったわけです。
ここまで掘り下げるとやはり「許せない！」という声が飛び交うのも無理がないですね。
そして、2019年10月にこの税務問題が発覚し2020年10月中旬まで活動自粛を強いられることになったわけですね。
チュートリアルの徳井義実の復帰まで1年間自粛は厳しい処置だったのか！？
今回の出来事によって地上波のテレビ番組への復帰は実はとてもハードルが高かったようだ。
というのもコロナ禍で失業したり給与カットなどで国民（視聴者）の収入が減り苦しい生活を余儀なくされている状況が発生してしまったからだ。
復帰への”賛成派”は「追徴課税も支払って反省もしたし、今は税理士に管理してもらっているのだから復帰させてもいいだろう」と考える一方で、”否定派”は「苦しい中でも国民の義務である納税はきちんとしているのに（脱税なんて）許せない」となる。
さらに徳井が出ている番組を他の出演者でやっても視聴率や演出に変化がなかったとなると、無理して徳井を復帰させることもない、という結論になってしまっても致し方ないだろう。
テレビ局の幹部の中では「それぞれどのタイミングがいいのか、議論を重ねて検討したい。まだ結論は出ていない」という話が出ていたようだが、ようやく2020年10月の『今夜くらべてみました』に復帰1年ぶりの出演を果たした。
重大な過ちによる自粛直後の出演だけに最初は面白みに欠ける”たどたどしさ”がみられ笑えなかったが、周囲の出演者の気遣いによって段々とエンジンがかかり、後半にはお得意の”徳井ワールド”が見られ、その後の『今夜くらべてみました』では完全なる”徳井ワールド”全開で面白さが戻っていた。
その時に僕は「あっ、フットボールの後藤だけでも面白かったけど、やっぱり徳井がいた方がめちゃめちゃ面白くなるな」と久しぶりに『今夜くらべてみました』の本来の面白さを思い出しましたね。
こんなコロナ禍になるとは誰も想像していなかったので徳井さんの復帰1年間は厳しい処置だったのかなとは思いますが、致し方ない結果だったのかもしれないですね。
まとめ
『しゃべくり007』レギュラー徳井さんの降板と復帰について書きましたが、絶頂期にいる時こそ気を付けないといけないといけないですね。些細だと思っている不正であっても不正は不正なので誰が見ていなくてもきちんと正しい行動をとってゆくことが大切だと思いましたね。
あんなに大人気だった雨上がり決死隊の宮迫さんもなかなか地上波に出られない状況を鑑みると、そこまでにも達していない僕たちはきちんと正しいことを注意深く選び取ってゆく必要があるのかもしれないですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
