2月13日夜11時8分ごろに福島県宮城県で震度6強の地震が起きましたが、気象庁によると、今回の地震は10年前に起きた東日本大震災の余震であるとのことです。
そして、今回の地震の震源地は福島県沖で規模はマグニチュード7.3という大きな地震でしたが、12人の重傷者を含む負傷者が153人出てしまいました。
しかし、幸い死者は出なかったようです。
沖合が震源地ということで10年前の東日本大震災を思い出すかもしれませんが、今回の地震の震源の深さは55kmと深かったため、そこまで大きな津波が起きず東日本大震災ほどの甚大な被害にはならなかったようです。
そして、今後1週間は同程度の余震に注意が必要であるということについても気象庁は警鐘を鳴らしています。
では、私たちが大地震に出くわしたらどうしたらよいのか、またその対策のために知っておきたい地震のメカニズムについて纏めていきたいと思います。
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大地震の後には何が起こる?大地震の後の基礎知識
今回の大地震が10年前の東日本大震災の余震であると聞くと、いつ起こるのかは全く予想がつきませんが、大地震直後の1週間は同程度の大地震が起こる可能性が高いので注意が必要です。
では、なぜ大地震直後は同程度の地震が起きやすいのでしょうか?
その理由は、大きな地震が起こるとその地下では大きなエネルギーの不釣り合いが生じ、地下エネルギーの均衡が崩れ不安定状態になるからです。
そしてその不安定な状態を解消するために同程度のエネルギーによる大きな地震を引き起こす可能性が高くなります。
しかし、震源地が100㎞よりも深ければ大地震だとしても大きな余震は起きにくいとされているようです。
また、地震のパターンは1パターンではなく、以下のパターンに分けられます。
①本震-余震型
②前震-本震-余震型
③群発的な地震活動型
それぞれの地震には特徴がありますが、共通していることは「本震直後に余震が多く発生し、時間の経過とともに余震の数も減ってゆく」ということです。
そして、一連の地震活動が終わるまでは上記の3つの分類は分からないので、私たちが出来る事は「地震が来たらまた地震が来るということに備える」ことくらいしかありません。
では、地震に備えてどんなことを事前に準備しておく必要があるのでしょうか。
大地震に備えて私たちが出来る事とは?
地震はいつどこで起きるか分からないということですので、実際に起きた時に私たちが事前に地震に備えておくことが必要です。
大地震後はあらゆるインフラが麻痺したり、台風や洪水など気象状況による2次災害にも備えておかなければいけません。
やはりよく言われるのが防災グッズをまとめた防災バッグを纏めておくことですが、面倒くさいのでやらない人が沢山いるのも事実ですね。
僕もそうでしたが、水とか食料とか必要だといわれてもどれだけ用意すればいいのかとか、水は重いし、、、とか色々考えると面倒で後回しにしたい気持ちはわかります。
でも前向きに準備すると楽しく準備が出来ると思いますw
例えば、キャンプに行く準備をしていることを考えると気分は楽しくなるのではないでしょうか(笑)
ということでどんなものが必要なのかまとめていきたいと思います。
飲食物は10日分は必要!
人間生きるのに一番必要なのは水分なので、まずは飲み物を準備しておきましょう。
そして保存がきき空になったら補充できるペットボトルの飲み物が最適です。
持ち運び用の500mlペットボトルと保存用の2Lペットボトル、そして野菜ジュースやスポーツドリンクのペットボトルも保存がきき栄養も摂れるのでお勧めです。
赤ちゃんがいる方は、ミネラルの少ない軟水や純水の用意も必要です。
次に食べ物ですが、冷蔵や冷凍が必要なものではなく、常温保存可能なレトルト系の食品が好ましいです。
またちょっとしたお菓子や栄養補助食品、缶詰などもお勧めですが、嵩張ったり重くなったりするので、レトルトはお勧めです。
照明器具・情報収集ツール・装備品・貴重品・薬・衛生用品などが必要!
①照明器具は「ヘッドライト」
…両手が使えるのでかなりお勧めです。キャンプで夜中に作業するときにもかなり重宝です。
②情報収集ツール「携帯ラジオ」「スマホ」「モバイルバッテリー」
…ネットやテレビが使えない時はラジオでしか情報収集はできません。乾電池やソーラーが使えるものがお勧めです。
また、スマホや充電のためのモバイルバッテリーも情報収集には必要になってきます。
③装備品は「防災手袋」「防寒具」「雨具」「下着」「タオル」「マスク」
- 防災手袋…瓦礫などをよけるのに革手袋のような手袋
- 防寒具…カイロや非常用圧縮毛布などがあります。
- 雨具…100均などのレインコートがお勧めです。
- 下着…非常用の圧縮下着がお勧めです。
- タオル…手や身体を拭くなど色々な用途に使えます。
- マスク…コロナの時代なので必要になりました。
④貴重品関連
…現金、通帳、権利証、保険証、免許証、印鑑など、すぐに出せるように纏めておくことも必要です。
⑤薬などを入れた「救急箱」
…常備薬や応急手当用品などを入れた救急箱を用意しておくことがお勧めです。
⑥衛生用品は「簡易トイレ」「消臭袋」「水溶性ティッシュ」「除菌ティッシュ」「洗面用具」「歯ブラシセット」
- 簡易トイレ…いざという時のトイレ、100均にも置いてあります。
- 消臭袋…汚物でも臭いが漏れない消臭袋がお勧めです。
- 水溶性ティッシュペーパー…トイレ後に流せるものがお勧めです。
- 除菌ティッシュ…水で手洗い出来るか分からないので必要です。
- 歯ブラシセット…歯磨き粉や歯ブラシは旅行用のものがお勧めです。
その他、個人的に必要なものや赤ちゃんがいる人など人それぞれですので、今のうちにきちんとリストアップしておくことをお勧めします。
赤ちゃんですといつも赤ちゃんのお出かけセットとして纏めていると思いますが、プラスアルファとして携帯用ミルクや離乳食を10日分用意しておくといいかもしれません。
まとめ
2月13日の福島県沖で発生した大地震から地震についての知識や行動の仕方、備えておくべきことについて纏めてきました。防災というとマイナスのイメージで準備もなかなか面倒くさくなりがちですが、キャンプの準備をしていると考えながら前向きに準備をしてゆくと楽しく備えもすることができるかもしれません。
いざとなったらのために、今のうちに出来ることを少しずつでもやっていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひ参考にしてみてくださいね。