イギリス由来の新型コロナ変異種が日本でも確認されクラスターの発生もしており、感染者はイギリスへの渡航歴もないことが報道されています。
これは日本でも市中感染が始まっているということに言い換えてもいいでしょう。
しかもイギリスでは変異種がさらに変異していることが確認されており、現状のワクチンがどんどんと効きにくくなっていることも課題として挙がっています。
なぜ次々と変異種が産まれてしまうのか、そしてコロナ"新変異種"の拡大を抑えるためにイギリスが現在行っている対策は何なのでしょうか。
イギリスの"新変異種"が日本で拡大してしまう前に日本でしっかり対策を講じる必要があると思います。
新型コロナ、変異種が産まれるのはなぜ？
新型コロナ変異種が産まれるのはなぜかは一概には言えませんが、現状分かっている事があります。
それは、「ある特定の人の感染が長引くとウイルスと免疫系の間で激しい闘いが起こり、その過程の中で免疫に対抗できるような変異を繰り返した結果、変異種が生まれる」ということです。
何となく言っていることはわかるが、ではその"特定の人"とは？という疑問が生じます。
実は症例があり、その"特定の人"とは"特定の免疫不全患者"ではないかという論文が発表されています。
もちろん免疫不全患者のほとんどは持病を持たない人と同様に新型コロナから回復しているが、稀に感染症状が長引くことがあり新型コロナの変異が加速される可能性があるというのです。
一般的に新型コロナ感染者は感染してから約10日後には感染力を無くすとされているが、免疫不全患者のように免疫機能が低下した人がこの変異種を産み出す温床となっている傾向がああります。
具体的な症例としては、「ワシントン州の老人ホームで2020年2月に新型コロナウイルスに感染した71歳の女性は、抗体産生が抑制されるタイプのがんを患っていたが、少なくとも105日間はコロナウイルスを体内に保持し、少なくとも70日間は感染力を保っていた。」という事案です。
さらに驚くべきことに、変異種をさらに変異させるということはもっと簡単に起きるようです。
ブラジルでは、2種類の新型コロナに感染したケースがあるということです。
専門家によると、体内に2つの異なるウイルスがいると、お互いの遺伝子を交換し合い、新たな変異種を産み出しやすくなるようです。
この患者の免疫機能が低下して感染が長引くとどんどんと新型コロナ"新変異種"量産することになります。
なので、いち早く封じ込め対策を講じる必要があると思います。
新型コロナ変異種にワクチンは効くのか？
色々な研究機関がワクチンについて有効性を検証していますが、やはりコロナ変異種に対しての現状のワクチンの有効性は低くなる傾向にあるようです。
しかし、変異種に全く有効ではないということではないのでワクチン投与は受けられるならば受けることでリスクは回避できます。
また、一度作られたワクチンを変異種に合わせて修正することは容易に出来るということなので、現状のワクチンの有効性が下がったからと言って慌てふためく必要はないようです。
では、なぜワクチンの有効性が低下してしまうのでしょうか。
理由は、考えてみると「当たり前だね」と多くの人が納得できると思いますが、
新型コロナ変異種は免疫に勝つために変異しているので、変異する前の古いワクチンによる抗体では確かに有効性は低下します。
けれども全く効かないという理論にも気づくと思います。
もちろん新型コロナ"新変異種"についても「ワクチンの有効性が低下するが全く有効性がないわけではない」という理論も納得できるかなとは思いますが、この変異が何度も繰り返されると初期のワクチンでは有効性が限りなく"0"となっていきます。
都度ワクチン開発者は変異に合わせてワクチンも修正していきますのでもちろんそこまで心配する必要はないと思います。
まとめ
イギリス由来の新型コロナ変異種が日本でも市中感染が起き、ワクチンの有効性についても確認してきました。現状新型コロナについて分かってきていることが沢山あり、対策やワクチンもある為そこまで心配する必要はなくなっていますが、私たちが出来る最善のことはしていく必要があると思います。今一度私たちに何が出来るか思い起こしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。是非参考にしてみて下さいね。
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