イギリス由来の新型コロナ変異種が日本でも既に市中感染が始まっており、このまま国が何もしないと第4波に繋がりかねない状況になります。
昨今新規感染者数は減少してきていますが、死亡者数は過去最高を更新しています。ここにコロナ変異種の脅威が見え隠れしています。
このコロナ変異種の脅威はその感染力の強さと症状の重さに現れています。
そして、国としてはこの変異種の洗い出しをするために緊急性を強めていかなくては、再度変異種のパンデミックが起こりかねません。
封じ込め対策としていま期待されているのは、変異種をいち早く特定できるゲノム解析と言われ、最先端のゲノム解析が行われているイギリスは世界中から注目されています。
この記事では、コロナ変異種の特性やイギリスのゲノム解析とはどういったものなのかについて纏めていきたいと思います。
新型コロナウィルス変異種の特性について
昨今新型コロナ変異種に感染したというニュースがよく取り上げられていますが、なぜこんなにも話題性を持っているのでしょうか。
それは、ワクチンの有効性が低いこともありますが、その症状の重さと感染力だといわれているからです。
実はこの症状の重さと感染力の強さの原因には相関性があり、変異種のウイルスの増殖力は従来型の100倍あるからです。
増殖率が100倍ある、と言ってもピンと来ないかもしれないですが、要は新型コロナの症状や感染力と言うものは体内にどれだけウイルス量があるかということに比例しています。
つまり、ウイルス量が多ければ多いほど、症状も重くなり感染力も強くなりますよ、という論理です。
そして、今回の新型コロナ変異種は増殖率が100倍あり、身体の免疫機能でウイルスを倒そうとしてもどんどんと増殖してしまうので、免疫機能が低下している人はやられてしまうわけですね。
現在変異種が確認されているのは、イギリス、南アフリカ、ブラジルの3種と言われていますが、この増殖率100倍が見受けられるのはイギリス由来のもののようです。
さらに悪いことに、イギリスではコロナ変異種がさらに変異した新種の確認がされています。
そこでイギリス政府は、変異種を封じ込めるための"ゲノム解析"に国家予算を投入し、結果新型コロナのゲノム解析で現在世界のトップとなっています。
イギリスのゲノム解析
いまや新型コロナのゲノム解析で世界一となったイギリスの科学力は、世界中から注目されることになっています。
日本でもイギリス並のゲノム解析ができないのか、との疑問もあるが、実はイギリスのゲノム解析の技術は結核菌や西アフリカのエボラ出血熱など過去の歴史から積み上げられてきたものがあるので、いざコロナでゲノム解析だと言っても到底追いつけるものではない、ということをご理解いただきたいです。
イギリスが実際に行っているやり方としては、コロナ変異種が確認された人が住む町の全員のPCR検査を実施し、PCR陽性となった人のウィルス全てをゲノム解析に回すという徹底的な封じ込め方法のようです。
既にコロナ変異種がさらに変異しているケースが確認されているイギリスでは、更なる変異を起こさせないようにいち早くゲノム解析をして封じ込めをしなければいけない状況にあります。
このスピード感と世界一のコロナゲノム解析技術によってコロナ封じ込めに成功できるかが世界の注目の的となっています。
日本も負けず劣らず頑張っていただきたいです。
イギリスは科学技術とスピード感が違うんですね
まとめ
コロナ変異種の特性やイギリスのゲノム解析について纏めてきました。変異種がおきる可能性は感染者数に比例するので感染しないに越したことはありません。1人1人の行動が問われていますので、個人で出来る範囲の対策はしていきたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。是非参考にしてみて下さいね。
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