日本の新型コロナワクチン接種スケジュール、いつ接種できるの? 東京五輪に間に合うの?という記事で、日本の厚労省が発表している新型コロナワクチンの優先順位ごとの接種スケジュールについて纏めてきましたが、
今回はその厚労省のワクチン接種スケジュールが果たして順調に進むのか、ということについて纏めていきたいと思います。
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ファイザーの新型コロナワクチンはいつ日本に到着するのか
既に2月14日にファイザーの新型コロナワクチンが日本に到着し、2月17日から医療従事者の中の先行接種者約4万人への接種が始まっています。
しかし、現在日本に到着した新型コロナワクチンは20万人分しかないため、2月下旬から接種予定の医療従事者約470万人へのワクチン接種が果たしてスケジュール通りにいくのか注目されています。
ファイザーの新型コロナワクチンが日本で承認申請されたのは2020年12月18日で実際に承認されたのは第1便として日本に到着した2021年2月14日、そして、実際に先行接種が始まったのが同年2月17日です。
そして第2便の到着ですが、2月21日予定となっており、22万5千人分のようです。
第3便はいつ来るのかは3月中としていますが、ワクチン接種がスケジュール通りになるのか厚労省に聞いても、厚労省は「どうなるかは分かりません」としか言えないようです。
その理由は、ファイザーの新型コロナワクチンがまずファイザー社の承認とEUの承認の2つの承認を得ないと日本への輸送ができないからです。
なので、厚労省が発表した新型コロナワクチン接種スケジュールは、ファイザー社とEUの承認次第でコロコロと変わってきてしまいます。
厚労省の歯がゆい気持ちも分かりますね。
第2のワクチンとして期待されるアストラゼネカの新型コロナワクチン
ファイザー社の新型コロナワクチンだけだと厚労省のワクチン接種スケジュールに大幅に遅れが出てしまうリスクがあります。
なので、厚労省は新型コロナワクチンとしてイギリスのアストラゼネカ社のワクチンにも2021年2月5日に承認申請を出しています。
このアストラゼネカ社の新型コロナワクチンの国内での承認は3月以降になる見込みなので、ファイザー社のワクチンが間に合わなかった場合でも4月に始まる予定の高齢者のワクチン接種には間に合うかもしれません。
個人的にはアストラゼネカ社の新型コロナワクチンに期待をしています。
その理由としては、ファイザー社のワクチンの保管には-75℃前後の環境が必要で国指定の特殊な冷凍環境が必要であるのに対し、アストラゼネカ社のワクチンは2℃~8℃という家庭用冷蔵庫でも保管可能だからです。
なので、輸送コストや保管リスクが大幅に減少され、特別な冷凍設備のない一般の病院でも新型コロナワクチンが打てるようになるからです。
第3のワクチン、モデルナの新型コロナワクチンにも期待!
ファイザー社とアストラゼネカ社の新型コロナワクチン以外にも注目されている第3の新型コロナワクチンとしては、モデルナ社の新型コロナワクチンです。
こちらの承認申請はまだ未定ですが、日本政府はこちらのワクチンも承認申請をする予定です。
モデルナ社の新型コロナワクチンの保管条件は-20℃前後とアストラゼネカ社には劣りますが、そこまで特別な冷凍設備が必要というわけではないので、こちらのワクチンにも期待が持てます。
まとめ
日本の新型コロナワクチン接種のスケジュールが順調に進むのかについて纏めてきましたが、3つの新型コロナワクチンが供給されればワクチン接種は厚労省のワクチン接種スケジュール通りに実施できるかもしれません。
7月には東京オリンピックが控えていますので、遅れることはもちろん、接種スケジュールを前倒しに出来る事を期待したいものです。
最後までお読みいただきありがとうございます。是非参考にしてみて下さいね。