昨日3月9日にファイザー社の新型コロナワクチン第4便が到着し、日本国内のワクチン数は累計110万人分が日本に到着しています。
医療従事者から新型コロナワクチン接種が開始される中、2021年度中に新型コロナウイルスが収束する見込みはあるのでしょうか。
新型コロナウイルス変異種が感染拡大を助長!?収束は見込めない?
新型コロナウイルスの第3波が収まりつつある昨今、専門家によれば確実に第4波が来るとされています。
その理由の1つとして、新型コロナウイルスの海外変異種が日本国内でも感染拡大しているからです。
海外変異種の特徴としては、従来の新型コロナウイルスと比較して、
・感染力が強い
・重症化しやすい
とのことです。
「重症化しやすい」という部分では症状が現れやすいので"無症状で感染を拡げてしまう"ということは若干防げるような気がしますが、
「感染力が強い」という部分では、発症するまでの2日間に他の人に感染させてしまいますので、感染拡大が懸念されます。
どちらにしても、この「感染力が強い」ということに専門家は収束は見込めない、としているようです。
新型コロナウイルスの収束が見込めないのはワクチンが間に合わないから?
昨日3月8日にファイザー社の新型コロナワクチン第4便が到着しました。
第1便~第3便の新型コロナワクチンの到着数は1週間に25万人分のペースで、医療従事者470万人が4月11日までに接種完了というスケジュールは絶望的のペースでした。
しかし、第4便は約50万人分のワクチンが到着し、一気に2倍のペースに跳ね上がりましたので、良い方向に向かっているといえます。
ただ、1週間に50万人分が到着したとしても1ヶ月に200万人分となり、医療従事者470万人分を賄うにはさらにペースアップが求められます。
既に3月も中旬に入り4月11日医療従事者の接種完了まで残り1ヶ月となります。
日本国内に到着した110万人分のワクチンに加え医療従事者分だけでも残り360万人分の到着が必要です。
つまり、1週間に100万人分のワクチン到着が必要です。
そして、4月12日からは3600万人いる高齢者へのワクチン接種が開始される予定です。
高齢者へのワクチン接種完了は6月中とされています。
※参考→日本の新型コロナワクチン接種いつ接種できる? 東京五輪にも間に合うの?【第2弾】
3600万人もの高齢者の接種を1か月半で完了させるためには、4週しかないわけですから、1週間に600万人分のワクチンの到着が必須です。
現在ファイザー社の新型コロナワクチンの他に、アストラゼネカ社とモデルナ社の新型コロナワクチンの承認申請も出しており、アストラゼネカ社のワクチンは4月中、モデルナ社のワクチンは6月中に特例承認となりそうです。
この二つの新型コロナワクチン分も合わせても6月中に高齢者のワクチン接種は完了するのでしょうか。
そして高齢者の後は基本疾患を持つ方820万人と高齢者施設の職員200万人、そしてそれ以外の7900万人もの方の接種となり、
日本人全ての人への新型コロナワクチン接種完了予定は、2022年3月いっぱいというスケジュールとなっています。
新型コロナウィルスの第4波は感染力がさらに強い海外変異種によるものだと専門家は仰っています。
上記の様な新型コロナワクチンの到着状況をみると、ワクチン接種完了が海外変異種のまん延に追いつかないということが容易に分かると思います。
やはり"2021年度中の新型コロナウィルスの収束は見込めない"というのは一般的な見方となりそうです。
まとめ
新型コロナウィルスが収束するにはやはり新型コロナワクチンの到着がキーとなりそうです。
第5便がいつで何人分が届くのかによって収束する見込みは変わってきそうですが、海外変異種の感染スピードにワクチン接種は間に合わないとの見方が濃厚です。
専門家は新型コロナウィルスの第4波は必ず来ると仰っています。
ワクチンに期待する前に私たちが今出来ることは、しっかりとした感染対策なのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。是非参考にしてみて下さいね。