大雪で車の立ち往生!!その原因とは!?
車の大規模立ち往生はどうして起こるのか!?
今年に入って関越道では500台以上、福井の北陸道では1000台以上が大雪により立ち往生した。どちらも高速道路での立ち往生だが、一般的に立ち往生の原因は1台の車が自力走行不能になったため発生するようです。
しかし関越道の原因は人為的ミスによるものだとの指摘があります。つまり、この関越道での長時間の立ち往生は状況からすれば完全にネクスコ(高速道路会社)のミスであるとのことだ。
いったいどういうことなのか。
今回関越道で発生した立ち往生は、普段からドカ雪の多い関越道は日本の高速道路で最も手厚い除雪装備を配置してあり、今回くらいの雪でも十分対応出来たというのだ。
そして立ち往生は基本的に上り勾配で発生しやすいものだが、今回は上下線双方で発生している。
今回の大雪による立ち往生は、気象庁でも何度も警報級の大雪になると注意喚起していたのだが、社長の会見では大雪を想定していなかったとのことだった。
気象庁から大雪警報発令されていて「大雪を想定していなかった」は許されるのだろうか。
多くの人が疑問を呈する記者会見だったのではないでしょうか。
死者が出なかったので不幸中の幸いとも言えるでしょう。
一方、福井の北陸道での立ち往生では救急搬送されている方もいました。
まぁ他人のせいにしていてもいざ自分が立ち往生に出くわしてしまって何の対策をしていなくて死んでしまっては元も子もないので、ある程度立ち往生に耐えうる対策を講じることは必要でしょう。
いざ自分が立ち往生に出くわしてしまったら!?対策は!?
天気予報をマメにチェックして大雪の地域を避け立ち往生に出くわさないように気を付けることがまずは大切だが、万が一立ち往生に出くわしてしまったらを想定してある程度の対策は考えておいた方がいいですね。
まず第一に、スコップを車に積んでおくことですね。というのも自分が立ち往生の1台目になってしまっては本末転倒だからですw
次に立ち往生に関する知識ですね。基本的に立ち往生に出くわしてしまったら長時間になると考えておいた方がいいです。
事前に長時間になるとわかっていればそのための事前の準備もおのずとわかってきますし、何よりも長時間で怖いのは一酸化炭素(もしくは二酸化炭素)中毒です。先の救急搬送された方も恐らくこの部類でしょう。
中毒にならないためにも積んでおいたスコップでマフラー周りの雪を除雪する必要があります。
また長時間で怖いのはエコノミー症候群ですね。長時間座った状態を続けていると血流が悪くなり血中に血の塊のようなものが出来ます。
そして何かのきっかけで久しぶりに立ち上がったりしたときに一気に血の塊が脳や心臓の血管に集結し突然死してしまう、というものですね。
外は吹雪で寒いからと言って車の中で長時間じっとしていると突然死のリスクがあるのでこまめに動くことが必要です。
必要な知識としては以上ですが、次に必要なものは防災グッズですね。
現在は東日本大震災を機に沢山の防災グッズが販売されるようになりました。
車に積んでおくことの前にもしもの時のために自宅に防災グッズを詰め込んだ防災バッグを用意している人もいるのではないでしょうか。
中身としては、ペットボトルの水やカイロ、ティッシュ類(ウェットティッシュ含む)、保存出来る食糧、簡易トイレなどです。
食料はカロリーの高いお菓子などは保存がきくのでいいかもしれないですが、特に重要なのは水ですね。食料は食べなくても我慢できますが、水は我慢できません。重要です。
ウェットティッシュなどはお風呂なんてないわけですから身体を綺麗にするには拭くしかないですね。
水いらずで身体を洗える防災グッズも販売されています。
カイロはいざ車の燃料がなくなった時に重要です。また、外に出る必要がある場合は体温低下を防ぐことが出来るので重要です。
簡易トイレは最悪無くても大丈夫ですが、100均で手に入りそんなにかさばらないのであってもいいと思います。
以上述べたものは車に常備しておいてもいいと思います。かくいう私はガスコンロも車に積んでおりますがw
余談ですが、キャンプ用品が好きな方は意外と防災グッズにも精通しているのではないでしょうか。
この防災グッズは何も立ち往生の時だけに必要なわけではなく、あらゆる災害にも役立つものなので自分なりに自宅に防災バッグなるものを作っておくことをお勧めします。
また、防災の為でなくても防災グッズはキャンプでも役に立つものも多いので、キャンプやBBQの便利グッズが増えたという心持ちで準備すると楽しみながら防災の準備ができるかもしれません。