新型コロナワクチンはいつ打てる?河野太郎ワクチン担当相の会見から紐解く!
4月2日に河野太郎ワクチン担当相の会見により、ファイザーの新型コロナワクチン第8便が当初の予定よりも1日早い4月1日に到着したことが分かりました。
そして、5月下旬までには高齢者3600万人の半数1800万人分の一回目の接種数分(=1800万回分)を自治体に配送できると表明しました。
さらに、6月末までには医療従事者470万人と高齢者3600万人のすべてをまかなうだけのワクチンを供給することができるとコメントしていました。
つまり、新型コロナワクチンの供給数は6月末までに5000万人分(1億回分)確保できると見通しています。
しかし、供給ができるという見通しなわけで、ファイザー社とEUの承認が下りなければ計画は破綻しますし(多分ないとは思いますが)、、、
供給できたとしても実際に各自治体に配送され、高齢者へのワクチン接種2回分の接種が完了するのはいつになるのでしょうか。
高齢者へのワクチン接種が完了した後に控えて優先されるのは基礎疾患者820万人と高齢者施設職員200万人です。
その後に一般の人7900万人へのワクチン接種が開始されます。
もちろん接種回数は、どんな人でも平等に3週間空けての2回。
供給が完了しても接種が完了しなければ、コロナは収束しません。
とにかく医療従事者と高齢者へのワクチン接種が完了しなければ、基礎疾患者へのワクチン接種も開始されませんし、優先度の低い一般者への接種はまだまだ先となりそうです。
新型コロナワクチンはいつ打てる?現在の接種状況から紐解く!
厚労省の発表によれば、4月5日時点で新型コロナワクチン接種者数は約120万人となっています。
※参考→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_sesshujisseki.html
そのうち接種回数が一回目のみの人数は約96万人となっており、二回目の接種も完了している人数は約24万人となっています。
ですので、医療従事者470万人のうち未接種者数は残り350万人ということになります。
接種のペースについては1日5万人のペースで接種が進んでいたのが、4月5日では10万人の接種ペースと大幅に増加しています。
仮に1日に10万人ペースとしても土日祝日はワクチン接種会場がお休みなることが予想されますので、1週間に50万人ずつの接種人数と予想されます。
ですので、ワクチン未接種の医療従事者350万人の完了があと7週間かかってしまう計算になってしまいます。
この計算だと、5月中旬に医療従事者への1回目のワクチン接種が実施されるということになります。
一方で、ワクチンが接種できる施設数は2,764と増えており、今後は接種できる施設数の増加がワクチン接種数ペースアップの鍵となるとも言えそうです。
4月12日から高齢者へのワクチン接種が開始されますので、当然施設数が大幅に増加してゆくことが予想されます。
従って、1週間に50万人という現状のワクチン接種ペースは現実的ではないので、、、
4月12日からのワクチン接種会場の数と接種者数をつぶさに見てゆくことで、各優先度で分けられたグループがいつ頃ワクチン接出来るかの目安になると思われます。
まとめ
医療従事者や高齢者よりも優先度の低い基礎疾患者や一般人の新型コロナワクチンの接種がいつ打てるのかについて考察してきましたが、供給の心配よりも接種の実施が今後ペースアップして進むのかが課題であると思われます。
ワクチンの接種会場の増設によって今後ワクチン接種数の増加につながり、それに伴ってファイザー社の新型コロナワクチンの到着数の増加にも注目していきたいです。
4月12日以降の高齢者へのワクチン接種数と接種会場の増設によって私たちにもいつワクチンが打てるのか予想することが出来ると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。是非参考にしてみて下さいね。