新型コロナワクチンの副作用、日本はアメリカ・イギリスと比べると多い!?
厚生労働省のワクチン分科会副反応検討部会長の森尾友宏・東京医科歯科大教授は、日本は海外よりも新型コロナワクチンによる副作用の報告が多いとの発言をしたようです。
はたして人種によって副作用の割合は変わってくるのでしょうか。
※参考→日本の新型コロナワクチン接種いつ接種できる? 東京五輪にも間に合うの?【第2弾】
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新型コロナワクチンの副作用が日本で多いわけではない?
結論から申し上げますと、ファイザー社の新型コロナワクチンによる副作用は、アメリカやイギリスに比べて日本が特別に多いというわけではないようです。
専門家は新型コロナワクチンによる直接的な副作用は確認できないとしていますが、状況証拠的にワクチン接種による副作用と断言できる事象が世界各地で報告されています。
そして日本では2月26日にファイザー社の新型コロナワクチン接種と受けた60代の女性が3月1日に死亡したという国内初めての死亡例が報告されていますが、
日本でのワクチン接種による副作用は、アメリカやイギリスでの副作用の割合に比べると高い傾向にあると、厚労省では発表したので、混乱が生じているようです。
実は専門家によると、アメリカやイギリスにおける副作用のレベルは重度の症状となった場合のみを報告として挙げているようで、
日本でののどの違和感やじんましん、息苦しさなどの軽い症状は副作用としては報告されていない、とコメントしています。
ですので、日本がアメリカやイギリスに比べて新型コロナワクチンによる副作用が特別多いというわけではないようです。
新型コロナワクチンによる副作用は女性や子供に多い?
日本でファイザー社の新型コロナワクチンを受けた医療従事者で副作用の報告がなされたのは3月9日時点で全員女性であったことが分かっています。
世界的にみてもやはりファイザー社の新型コロナワクチンによる副作用は女性や子供に多いというデータが出ています。
ファイザー社以外の新型コロナワクチンの副作用はどうなのか?
現在日本で特例承認がなされようとしているのはファイザー社以外では、アストラゼネカ社とモデルナ社の新型コロナワクチンです。参考→新型コロナワクチンの種類とは?その特性とは?
既に海外ではアストラゼネカ社の新型コロナワクチンの接種が開始されていますが、重度の血液凝固障害が起こりオーストリアでは死亡例が確認されています。
アストラゼネカ社の新型コロナワクチンの副作用は隣国の韓国を参考にすることが出来ます。
韓国はファイザー社とアストラゼネカ社の両方のワクチン接種が開始されているようです。
韓国での2月26日時点での副作用については、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンでは3896人であるのに対し、ファイザー社のものは19人とのことでした。
ただし、アストラゼネカ社の新型コロナワクチン接種者数は多く31万1583人に対し、ファイザー社のワクチンの接種者数は5282人でした。
副作用の割合を以下に示すと、ファイザー社製の方が副作用が起きにくいようです。
・アストラゼネカ社製・・・1.25%
・ファイザー社製 ・・・0.36%
ファイザー社の新型コロナワクチンによる副作用は、アストラゼネカ社と比べて4分の1で抑えられているように見えます。
それでは、モデルナ社の新型コロナワクチンではどうでしょうか。
実は、モデルナ社の新型コロナワクチンはファイザー社製のものよりも副作用が起きにくいデータが得られています。
しかし、皮肉にも日本ではファイザー、アストラゼネカ、モデルナの順番で特例承認がなされる予定で、一番副反応が起きにくいとされるモデルナ社の新型コロナワクチンは最後に特例承認がなされるようです。
個人的にはモデルナ社のワクチンを打ちたいと思ってしまいますね。
まとめ
新型コロナワクチンの接種による副作用はどの国も同じ割合で発生しており、人種の違いによって結果が異なることはないようです。ただし、女性や子供の副作用が多いことがデータとして出ています。
また、新型コロナワクチンとして日本で特例承認がされるファイザー、アストラゼネカ、モデルナの3つのワクチンですが、副作用が起きにくい順番は、モデルナ、ファイザー、アストラゼネカという順番のようです。
何よりも副作用による死亡によるリスクがある為、個人的にはモデルナ社の新型コロナワクチンを打ちたいなと思ってしまいます。
最後までお読みいただきありがとうございます。是非参考にしてみて下さいね。